ヒュージなリーダーズをやりたいな
ごきげんよう。セレブです。
季節はすっかり冬めいてまいりました
最後にブログを更新したのはイコリア発売の頃でしたね
日記を書く習慣が身につかない性分なのでこうなることは予想していましたが、実際に目の当たりにすると自分に絶望できてよいですね。
そんな私が記事を書きたくなったのはとあるフォーマットに惹かれたからでした。
それが『ヒュージ・リーダーズ』というものです。
ヒュージ・リーダーズ難民キャンプ - ルール (google.com)
(ここから《自分語りのセレブ/Celeb,The selfspeaker》になるのでさっさとデッキの話を聞きたい方は適当に飛ばしてくださいまし)(具体的に言うと統率者レジェンズの画僧が見えるあたりまでさらーっと)
さて、Twitter上で初めてその名を聞いた際には面白そうなフォーマットだなと思いつつも致命的な問題を抱えていました。それは・・・
「組みたいデッキが無ェ・・・っっっ!」
使いたいカードとして真っ先に浮かんだのは《不屈の巡礼者、ゴロス》でした。
かつてスタンダードで《死者の原野》を堪能した身として、このカードには格別の思い入れがあります。
しかし、実質5色ジェネラル 、アーティファクト、踏み倒し能力等の要素が「ある可能性」を示唆していました。
「・・・めっちゃ高くなりそう」
本来のEDHと違い、このフォーマットはデッキが50枚と通常の構築戦よりも少ない枚数で行われます。
そのため採用したカードそれぞれについてドローする確率が高まると考えられます。
1/100なら最初から引けなかったと割り切って妥協もできますが1/50で採用カードを妥協することは試合の展開に大きく影響しかねません。
とはいえ、ほぼひきこもりのセレブという身の上で《Mishra's Workshop》やら《古えの墳墓》なんかをホイホイと買えるはずもなく
ワクショはともかく、いろいろと調べると《古えの墳墓》辺りは採用率が高く(全体的にコストが重めな環境で1マナ多く出せることの強みは自明ですが)、なんとかならんものかと頭を抱えました。
「金銭的な理由等で妥協せざるを得ないなら、その妥協に合理的な理由を言える構築にしよう」というのは我が友人の言葉ですが、私もこの言葉には大いに同意しています。
なので私が何に抵抗を感じているか考え、それを抜きに構築できるジェネラルを見つけようと考えました。
抵抗を感じる部分とは具体的に言えば「入らない理由が見つからないカード」ですね。
これらはざっくりと二つに絞れました
それは《古えの墳墓》と青をやる場合の《意志の力》です。
これらを使わない合理的な理由を考えつつ、デッキを考えていくことにしました。
《意志の力》は単純に青を使わないことで解決します。《古えの墳墓》はどうでしょうか?たった2点ダメージで無色2マナが出る破格のコスパを誇るカードに使わない理由などあるでしょうか?
・・・ぶっちゃけ無いでしょう
強いて言えば色マナが出ないことくらいです。ここに活路を見出そうと思いました。
あまり色拘束の強すぎるデッキにするとヒュージの特徴である「無から湧く《荒地》」を活かせないので、三色くらいで構築しましょう。
すると
「《墳墓》は色マナでないので不採用っスねwwww」
と、あたかも金銭的に買えないのではなく真剣に構築を練った結果抜けたんだが?という体で語ることができます。
庶民階級にはわからないでしょうが、社交界では見栄が命なのです。
と、青以外の三色で組むことは決まりましたが、それでも依然として食指が動くことはありませんでした。
これは単純にビビっとくるジェネラルがなかったためです。
一度《死の頂点、ネスロイ》を検討したのですが、《ボジューカの沼》一枚で終わりかねないこと、デッキが50枚と少ないので墓地肥やしの上限が低く、最悪LOで負ける可能性があるという理由で見送りとなりました。
何よりも《トリスケリオン》と《不浄なる者、ミケウス》のいわゆる「トリミケコンボ」が搭載可能であり、《ミケウス》が《墳墓》並みに値が張るのが苦しいポイントでした。
あと、自分はコンボを妨害されると一発芸を邪魔されたような不快感を抱いてしまうので、コンボに寄せたデッキはなるべく使いたくないんですよね。せっかくなら楽しく遊びたいですし。
そんなこんなで興味はあれど動けずの状態が続きました
「統率者レジェンズ」が来るまでは
統率者レジェンズのプレリリースで私はあるカードに出会いました。
それは《イクシドールの理想、アクローマ》です。
味方をモリモリ強化しつつ自身も優れたスタッツで周囲を粉砕する様はとても爽快でした。
おかげさまで晴れる屋で行われたプレリでは2試合とも勝利を収めることができたこともあり、試合後の私は一つの結論が出ていました。
「《アクローマ》を使おう!」
さて、そうと決まれば話は早い。
《アクローマ》は共闘持ちなので相方を見つける必要があります。
三色で組みたい都合上、彼女以外の統率者レジェンズで追加された共闘持ちは単色なので候補から外れます。いきなり不穏ですね。
いるのか・・・?ヒュージで使用できる5マナ以上で、二色の共闘持ちが・・・?
い ま し た 。
《簒奪者、イクラ・シディーキ》さんです。
他の二色の共闘持ちだった《魂の守護者、ラーボス》は白が被るので三色にならず、《ルーデヴィックの名作、クラム》は青を含むため、私の設けた条件に唯一合致するのがイクラさんしかありませんでした。ギリギリ残った唯一の道。
とはいえこれでジェネラルが決まりました。
あとはこれに合わせてデッキを考えればOKです。
こうしてできたのがこちらになります。
・統率者
《イクシドールの理想、アクローマ》
《簒奪者、イクラ・シディーキ》
・クリーチャー 19
《発明の天使》
《悪斬の天使》
《運命の天使》
《大天使アヴァシン》
《黎明をもたらす者ライラ》
《千足虫》
《夜の具現》
《石塚の放浪者》
《ワームとぐろエンジン》
《フェリダーの君主》
《天使の散兵》
《永遠の魂》
《消えゆく光、ブルーナ》
《凶時の天使》
《静穏の天使》
《豆の木の巨人》
《世界を壊すもの》
《怒りの天使アクローマ》
《原初の夜明け、ゼタルパ》
・スペル 9
《徹頭/徹尾》
《席次/石像》
《昇華/消耗》
《開花/華麗》
《浄化の輝き》
《堀葬の儀式》
《約束の刻》
《森の再生》
《召喚の罠》
・エンチャント
《真実の確信》
・土地 19
《魂の洞窟》
《統率の塔》
《インダサのトライオーム》
《砂草原の城塞》
《まばらな木立ち》
《コイロスの洞窟》
《ラノワールの荒原》
《豊潤の神殿》
《静寂の神殿》
《疾病の神殿》
《大天使の霊堂》
《死者の原野》
《裂け岩の扉》
《平地》
《冠雪の平地》
《沼》
《冠雪の沼》
《森》
《冠雪の森》
意識したのは
①理想アクローマの能力を活かせるように能力を持ったクリーチャーを多く入れること②イクラの能力でライフが増えるかもなので、それに寄せたカードを入れる
③打ち消しがキツいので天使に寄せて《魂の洞窟》を活かす
の三点です。
特に②は統率者ダメージのルールが無いので殴り合いになった際にじわじわと効いてくるんじゃないかなと期待しています。
正直なところ即死コンボがあるわけでもなく素直に殴るデッキなので、上記で説明は終われるのですが、せっかくなので個人的なこだわりについてお話します。
それは《石塚の放浪者》です。
能力盛り沢山なカード群、特に《ゼタルパ》を見たなら《魂剥ぎ》を思い浮かべる方は多いと思います。しかし、今回は《魂剥ぎ》は不採用です。
このデッキは《静穏の天使》や《ブルーナ》でリソースを回復することを想定しているので《魂剥ぎ》で墓地を追放してしまうのが結構痛手になるんですよね。
《魂剥ぎ》と《ゼタルパ》はセットの印象がありますが、このデッキにおける《ゼタルパ》は《理想アクローマ》と《イクラ》両方と相性がいいカードなので単体でも十分採用できます。
一方で追放を必要とせず能力を得られる《石塚の放浪者》はとても都合がよいのです。多相なので天使として《魂の洞窟》から出せますし。
呪禁と破壊不能を持てないのはかなり痛いのですが、その分プロテクションを持てるので《悪斬》や《怒りアクローマ》の力を借りられると強いかなと
被覆を担当するのは《千足虫》
自身の能力でカードを捨てられるので、とりあえず序盤に捨てて置いて《掘葬の儀式》や《永遠の魂》と入れ替わることで奇襲めいたことができないかなと考えていますが、正直調整したら真っ先に抜ける枠な気もします。
《理想アクローマ》は被覆を強化しませんしね・・・。
《夜の具現》は4マナで細かいトークンや変異やらを流せる上、接死を持っているので《石塚》の強化に一役買ってくれます。
二段攻撃、トランプル、接死持ちの《石塚》が《理想アクローマ》に強化されて殴りかかる様子を見たいものです。
これで本当に説明したい点は終わりです。小難しいこと考えず殴れるデッキの方がストレス無く遊べると思っているのでいい感じのデッキになったと思います。
近々ヒュージ交流会なるものが催されるそうなのでそこが初陣となることでしょう。
《イクシドールの理想、アクローマ》に対する私の理想がどれほど実現するのか未知数ですが、楽しく遊べるといいなーと思っております。
それではごきげんよう